2020年10月1日～【ロタウイルスワクチン定期接種への対象追加について】
生後2カ月から接種を開始するロタウイルスワクチンですが、2020年10月1日より任意接種から定期接種（公費無料）へ変更となります。
対象は2020年8月以降に生まれるお子さまです。
・ロタウイルスワクチンの重要性
ロタウイルスワクチンはロタウイルスによる胃腸炎の予防です。
ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児の急性重症胃腸炎の主な原因のひとつです。また脳炎・脳症の原因となることもあります。
ロタウイルスは感染力が非常に強く、ほとんどの子どもが5歳までに感染するといわれ、例年冬から春にかけて流行します。
現時点ではロタウイルスに対する抗ウイルス薬はなく、下痢・嘔吐（おうと）・脱水・発熱に対する対症療法を行います。
脱水を防ぐための水分補給として経口補液や点滴などが治療の中心になります。重症化した場合は入院が必要となります。
そのため、ロタウイルス胃腸炎の重症化や合併症の予防となるロタウイルスワクチン接種が大切となります。
ロタウイルスワクチンは2種類あり当クリニックでも取り扱っております。（現時点では任意接種）
・ロタリックス…11,200円（税込み）/1回 【計2回接種】
・ロタテック … 8,150円（税込み）/1回 【計3回接種】
当クリニックでは予防接種専用枠も設けております。（予約制）
接種ご希望の場合は、お電話もしくは予約サイトよりご予約をお願いいたします。
2020年7月2日
